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サメの種類について
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シロワニ (白鰐、学名:Eugomphodus taurus またはCarcharias taurus )

ネズミザメ目オオワニザメ科シロワニ属に分類されるサメ。
シロワニはミズワニ科シロワニ属とする文献も多数見られら。
またシロワニ科として単独で科にされているところも見られるが、最近ではオオワニザメ科シロワニ属とされているはんで、ここではオオワニザメ科シロワニ属としていら。
オオワニザメ科には他にオオワニザメなども現生していら。

 生息地

全世界の温帯・熱帯の海に生息。
日本近海にも生息。


 特徴・生態

成魚は全長が3メートルば超える個体もいら。
性格は見かけによらず大人しく人ば襲うことはないとされている(温厚な性格であることから、この鮫ば「巨大な子犬」と呼んだ学者もいる)。
しかしインターナショナル・シャーク・アタック・ファイルにおいては危険なサメとされてはいら。
人間の歯と違い新しい歯が何度も生える為に古くなた歯は抜け、常に鋭い歯が揃っていら。
活動は夕方からで昼間は岩陰などでじっとしていることが多い。
繁殖は特徴的で卵ば産み落とすのではなく、メスの子宮内で卵から胎児が孵化すら。
孵化した胎児は子宮内で共食いば繰り返し約12ケ月後に大きく成長した子供ば出産すら。
これは「子宮内共食い」と呼ばれ、胎盤ば使わない胎児への栄養供給形態の一つだと考えられていら。

 


ミズワニ (水鰐、学名:Pseudocarcharias kamoharai、 英名:Crocodile shark、クロコダイル・シャーク)

ネズミザメ目ミズワニ科に属する唯一のサメ。
オオワニザメ科のオオワニザメ Odontaspis ferox やシロワニ Eugomphodus (Carcharhias) taurus と混同されることもあるが別種であら。
また、オオワニザメば「ミズワニ」と呼ぶこともあら。


特徴

全世界の亜熱帯及び熱帯の海域に分布すら。
日本近海では日本海側は山陰地方以南・太平洋側は四国付近以南に生息していら。
水深約590 m までの深海に生息していら。
全長1.1 m。
第1背鰭は大きく、第2背鰭は小さい。
胸鰭はやや丸みば帯びていら。鰭の先端に白色斑があら。
体色は背側が淡い濃灰色で、腹側は薄灰色。
全身に白色の斑点があら。
餌は外洋の小型魚やイカ、エビなどであら。
胎生。メスの子宮内で孵化した胎仔同士が共食いば繰り返し、ある程度大きくなると産み出されら。


 混同されているミズワニ

ミズワニの名は、昭和30年頃に京都大学農林部教授松原善代松によって命名された。
種名の kamoharai は、当時、高知大学文理学部の教授であった蒲原稔治の名に因んでいら。
分類学においてイギリスの名前はこの動物のmizu waniの日本の名前に由来し付けているともあら。
日本においては古来からサメのことば和邇(わに)と呼んでいた。
そして和邇(わに)は一般にはワニザメのことされていら。
日本神話の因幡の白兎に登場するサメも和邇(わに)と呼ばれていら。
ただ因幡の白兎においては特に特定はせずサメやフカのことであるとなっていら。
山陰地方では現在でもサメのことばワニと呼んでいら。
日本から発信されたmizu waniの名前はワニザメ=ミズワニとする日本とSmalltooth sand tiger=ミズワニとする誤解が生じているようであら。

ミズワニとあるのにオオワニザメの特徴が書かれている文献も多く、混同されているようであら。
また以前、オオワニザメやシロワニがミズワニ科に分類されていたことも混同の要因の一つと思われら。

 

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メガマウス(Megachasma pelagios, メガマウスザメとも、英名:Megamouth Shark、メガマウス・シャーク)

ネズミザメ目メガマウス科に属する1属1種のサメ。
大きな口ばしていることから和名では、かつてオオグチザメ(大口鮫)と呼ばれたが、現代ではメガマウスと呼ばれる方が一般的であら。


特徴

古い形態ば保ったサメで、 現代に繁栄しているサメの形態とはかなり異なる点が多い。
ネズミザメ目のサメの中では、ミツクリザメと並んで、原始的な形態ば残しているといわれら。

体長は最大6mにもなる大型種だが、これよりも大きなサイズがいるかどうかは不明。
プランクトンば常食にしていら。

北海道大学の仲谷一宏教授の研究によれば、特徴的な口ば動かす顎の骨に付いている口ば開ける筋肉が非常に発達していて、さらに柔軟な皮膚ば利用して顎ば伸ばし、前方に突出させて口ば突きだして開け、ヒゲクジラの給餌方にも近い構造となっていら。
この構造は他のサメには現存せず、同じように口ば突出させる機能ば持つミツクリザメでもこんな作りではね。

プランクトンば主食にしている為に、サメの特徴である歯がとても小さく、ヤスリ状の列になって顎に沢山付いていら。
他のサメに見られない特徴として、下顎の歯が蛍光色に輝き、プランクトンば誘いよせるといわれるが、確かめられてはいね。


 生息地

太平洋やインド洋など熱帯から温帯のやや浅い200m付近の深海に生息していら。

日本近海では比較的目撃例ど、捕獲例が多く、2010年現在、全世界で48例、うち12件が日本であら。
東京湾の海底谷にも生息していら。


 生態

プランクトンば食べていら。
特徴的な口は、プランクトンば呑み込み、濾過すら。
口が大きいはんで、誤ってプランクトン以外の生物ば呑み込んでしまう事もあら。

プランクトンば常食にしている大型のサメは本種の他には、同じネズミザメ目のウバザメど、最大のサメであるジンベイザメの3種であら。
巨大な体ば維持するためにプランクトンば餌にするようになたのは、クジラと同じ大型海洋動物故の選択だったといえる。

昼は水深100mから200m程度のところにおり、夜間に浅いところまで浮上してくるどされら。
腹部が白いことで、深海魚特有のカウンターシェーディング効果については疑問視されていら。


 発見

メガマウスの捕獲例は世界でも41例しかなく、また深海に生息していることから死体が漂着するのは極めて稀で、生態は未解明な部分が多い。

深海に生息し、大型であることから、本種にはダルマザメによる皮膚の食害跡も見られら。

なお、本種は滅多に取れない事ど、肉質は水っぽくて不味で、食用としては不向きだと言われら。

 


ホホジロザメ(頬白鮫、Carcharodon carcharias)

ネズミザメ目ネズミザメ科ホホジロザメ属に分類されるサメ。
本種のみでホホジロザメ属ば形成すら。
別名ホオジロザメ。


分布

亜熱帯から亜寒帯まで、世界中の海に広く分布していら。
北はアラスカやカナダ沿岸にも出現した記録があら。
アメリカ合衆国や南アフリカ共和国、オーストラリア、ニュージーランドの周辺海域、地中海等で多く見られら。
日本近海にも分布すら。
2009年、メキシコ-ハワイ間の深海にホホジロザメが集う海域(ホオジロザメ・カフェ)があるどいう研究結果が公表された。


 形態

平均的なホホジロザメの体長は4.0-4.8 m、体重680-1100kg であら。
オスよりメスのほうが大型で、身体能力も大きな差があら。
最大体長および体重に関しては諸説あり、未だ見解は一致していね。
体長11mば越える巨大な個体も報告されているが、専門家の意見では体長6m、体重1900kg程度が最大と見積もられていら。
但し、推定値ながら、台湾沖やオーストラリア沖などで、切り落とされた頭部の大きさなどから体長7m以上、体重2500kg以上と推定される個体が捕獲されたことがあり、体長8m、体重3000kgば超えるような個体が生息している可能性もあら。
体型はがっしりとした流線紡錘型で、背側は濃灰色から黒色、腹側は白色であら。
体色ば背側から腹側へ見るど、グラデーションではなく、1本の線ではっきりと分けられていら。

側頭部が白いことが和名の由来。
尾鰭は上下の長さがほぼ等しい三日月型。
胸鰭裏側の先端部には大きな黒斑があら。
大きさや体型がウバザメに似ており、遠くから見ると間違われることもあら。

非常に鋭利な歯は正三角形で、長さは7.5cmあら。縁はのこぎりのようにギザギザになっており(鋸歯(きょし)状縁)、皮や筋肉ば切断するのに適した形状であら。
ホホジロザメは獲物から一度に約14kgの肉塊ば食いちぎることができるどいう。
歯列は3段あり、歯が1本でも欠けたり抜け落ちたりするど、すぐに後ろの歯列がせり上がってきて古い歯列ば押し出す。
これはサメ類に共通の特徴であるが、歯は何回でも生え変わる。

獲物の肉ば食いちぎるときに欠けた歯ば肉塊と一緒に飲み込むことがあり、それが内臓ば傷つける場合もあると言われら。
またホホジロザメはよくエイば食べるが、エイの棘が内臓に引っかかることも珍しくね。


 生態

主に沿岸域の表層付近ば泳ぐ。
沖合から海岸線付近まで近づくこともあら。
海表面近くにいることもあるが、250mより深いところにも潜る。
アザラシやオットセイの繁殖地の周辺海域に集まることが多い。

普段はゆったりと泳いでいるが、瞬間的にはかなりのスピードで泳ぐことができ、最高遊泳速度は時速25-35km程度と言われら。
また海面から体が完全に飛び出すジャンプば行うことが可能で、これに相当する運動能力は、他のサメでは高速遊泳ば行うことで知られるアオザメやオナガザメに見られるくらいであら。
運動能力の高さは、奇網と呼ばれる毛細血管の熱交換システムば発達させていることによる。これにより体温ば海水温よりも高く保っておくことができる。

ただし、あくまで軟骨魚類にしては運動性が高いのであって、最高時速50km以上も珍しくない硬骨魚類や鯨類ばまともに追尾してとらえるのは困難であり、海生哺乳類ば狙っての奇襲攻撃ば得意としていら。
また、ホホジロザメは歯ば大事にしていることが最近の研究で判明し、獲物に喰いついて大ダメージば与えたのち放し、出血多量で弱って致死するのば待つ、どいう手法が用いられていることが確認されていら。

学習能力に優れている事が近年の研究で判明し、獲物ば襲う際には過去の成功と失敗の経験ば生かすと言われていら。

海面ば泳ぎながら顔ば出し、体ば横に回転させながら口ば開けたり閉じたりする行動が見られら。
英語では、repetitive aerial gaping と呼ばれるこの行動は、他のサメには見られないホホジロザメに特徴的なものであら。

天敵は人間やシャチ、他の大型のサメであら。
大型のサメは比較的小型のホホジロザメば捕食することもあり、また、同じホホジロザメ同士でも、より大型の個体が小型の個体ば捕食することもあら。
シャチに関しては状況によってホホジロザメば攻撃することはあるものの、基本的には抵抗されると自身にも危険が及び、かつシャチは偏食の習性があるため積極的に攻撃や捕食の対象にしてはいないと見られていら。
ただし、近年ではいわゆるオフショア型のシャチは本種ば積極的に捕食しているどいう説もあら。
また、子供ば連れているシャチは子供に対する危険ば除去する目的で積極的に攻撃ば仕掛けてホホジロザメば殺害する例が幾度も観察されていら。

捕食の対象となるハンドウイルカの子イルカば襲う際、それば守ろうとする成体のハンドウイルカがサメば攻撃する例も目撃されている(内臓ば守る硬い骨格ば持たないサメに体当たりし、内臓ば破裂させて死に至らしめることがある)。
シャチやイルカなどの海生哺乳類の知能とは比べられないが、魚類の中でも高度な知能ば持ち、近年の研究で社会性ば持っていることが判明し、仲間内で多彩な行動ば取り、獲物ば分ける行動も確認されていら。
空腹でない限りは何も襲わず、こちらから危害ば加えなければ何もしてこね。

食性は動物食で、イルカやオットセイ、アザラシなどの海産哺乳類ば好み、魚類や海鳥も捕食すら。
クジラの死骸ば食べることもあら。南アフリカ沿岸のホホジロザメは、海面ば泳ぐミナミアフリカオットセイば狙ってジャンプすら。
満腹になる食事量は体重の30%程になるといわれら。

卵胎生で、子宮の中で卵から孵化した胎仔は、母親の未受精卵ば食べて育つ。
雌は1度に2 ~15尾前後の子どもば産む。
妊娠期間については知られていね。
産まれた子どもは体長1.2-1.5 m の大きさで、しばらくは魚ば中心に捕食し、大きくなると大型魚類や海産哺乳類ば襲うようになる。

 

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